教員名: 村山 公保, Murayama Yukio

1. 基本情報

学位博士(工学)、修士(工学)、学士(教育学)
職名教授
学歴(最終学歴)平成10年3月 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 博士後期課程修了
職歴(過去のポイントとなる職歴)平成4年4月 日本電気技術情報システム開発株式会社入社(平成6年3月退職)
平成10年4月 倉敷芸術科学大学助手
所属(学科名)危機管理学科
生年(和歴、年)昭和42年
職歴(現職となった年月)平成21年4月 倉敷芸術科学大学教授 (現在に至る)
大学院における研究指導、担当資格の有無

2. 教育活動

1. 担当授業科目
平成25年度コンピュータ基礎、プログラミング基礎、情報ネットワーク、倉敷まちづくり基礎論、人生と仕事II、ゼミナールI、ゼミ ナールIII、卒業研究、院)分散システム、院)修士プレゼンテーションI、院)修士プレゼンテーションII、院)情報シス テムゼミナール、院)情報システム特別研究、通信)文章表現法
平成26年度コンピュータ基礎、情報科学、プログラミング基礎、情報ネットワーク、倉敷まちづくり基礎論、人生と仕事II、ゼミナールI、ゼミナールIII、卒業研究、院)組込みシステム、院)修士プレゼンテーションI、院)修士プレゼンテーション II、院)情報システム特別研究、通信)情報科学(ハードウェア)、通信)プログラミング入門
平成27年度コンピュータ基礎、情報科学、プログラミング基礎、情報ネットワーク、インターネット情報概論、インターネット旅行情報概論、倉敷まちづくり基礎論、人生と仕事II、ゼミナールII、ゼミナールIII、卒業研究、院)情報システム特別研究、院)情報システムゼミナール、通信)生物と情報(心理と知能、直感と論理)、通信)インターンシップ
平成28年度コンピュータ基礎、プログラミング基礎、情報ネットワーク、インターネット情報概論、インターネット旅行情報概論、倉敷まちづくり基礎論、人生と仕事、ゼミナールI、ゼミナールIII、卒業研究、院)情報システム特別研究、院)情報システムゼミナール、院)分散システム、院)計算機科学ゼミナールII、院)修士プレゼンテーションI
平成29年度情報セキュリティ、情報ネットワーク、インターネット情報概論、インターネット旅行情報概論、倉敷産業研究、岡山ビジネス研究、倉敷まちづくり基礎論、人生と仕事、教養ゼミナールI、教養ゼミナールII、ゼミナールIII、卒業研究、院)情報システム特別研究、院)分散システム、院)情報ネットワーク特論、院)計算機科学ゼミナールIII、院)計算機科学ゼミナールIV、院)修士プレゼンテーションII
2. 授業外指導の状況
オフィスアワー水曜日昼休み
リメディアル教育情報について学びたいが、基礎力がない学生に対して、「学生が教師、教員が受講生」という通常と反対の形式で学びをサポートした。
3. 教育実践・授業改善に関する事項
教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)「コンピュータリテラシ」では、アクティブラーニングの手法を取り入れ、グループワーク、グループディスカッション、プレゼンテーションを行った。コンピュータリテラシは「単なるソフトの使い方を学ぶ」という形式になりがちだが、アクティブラーニングを取り入れたことで、学生たちが協力しながら、アイディアを出し、ゴールを決めて文書や表計算、プレゼン資料という「作品作り」を行なった。その作品を完成させるために、ソフトの使い方を学生自ら調べたり、試したり、能動的・積極的に学習を行ってくれた。またそれぞれで発表会を行うことで、他のチームの個性あふれる発表が刺激となり、これからの学生生活に向けて向上心を持ってくれた。グループワークはメンバーを変更しながら4回行った。

「情報セキュリティ」では、アクティブラーニングの手法を取り入れ、グループワーク、グループディスカッション、プレゼンテーションを行った。パソコンがない教室でもグループ単位で発表資料が作れるようにした。具体的にはA4の紙を用意し、それを4分割してプレゼン資料をシャープペンシルで手書きで作成する(A4の紙1枚でプレゼン資料4ページ分)。全体発表会ではそれをiPadで写真撮影しiPadからプロジェクターに投影する。その時、4分割した画像をスクリーンいっぱいに拡大表示しながら発表した。シャープペンシルで書いた細い文字も読みやすく、非常にスムーズに発表会を進行することができた。発表の経験が少ない1年生対象授業なので発表会を充実させたかったが、グループ数が17と多かったため1チームずつの発表では、聞いている時間が長すぎて、発表の練習にならない。そこでパラレル発表会を行った。2組ずつグループが集まって、交互に発表し合うことで、全てのチームが1日に3回発表を体験した。グループワークはグループのメンバーを変更しながら3回行った。学生たちはアクティブに参加してくれた。

「倉敷まちづくり基礎論」では、昨年まで学外実習で行っていた倉敷美観地区まちあるきをグループ単位で時間外学習を行う形式に変更した。その際、詳しいレポート作成の手引きを配布することで、学生が何をしたら良いか分からないことがないようにしつつも、学生の自主性が育つようにした。さらに2つのまちあるきについて全グループの発表会を行った。受講者数約90人でグループ数も多く、1チーム4分しか発表時間がなかったが、「レポートの全体像」「特に力を入れた点」という2つに絞って発表してもらったため、メリハリがある発表となり、聞いている側も最後まで集中して活気のある発表会になった。発表会を行なったことで、発表に向けてグループ内で積極的な学びが育ったとともに、他のグループとの意見交流ができ、学生同士で自らの能力を高め合う教育ができた。

「インターネット情報概論」ではアクティブラーニングの手法を取り入れ、グループワーク、グループディスカッション、プレゼンテーションを行った。課題の出題、レポート提出、プレゼンテーション資料の提出は、すべてWeb上で公開する形式にした。グループワークはグループのメンバーを変更しながら3回、同じチームでさらに2回行った。発表会では発表後に、聞いている側の学生全員に順番にマイクをわたして、1人ずつ質問や感想を述べてもらった。これにより、より深い議論ができて、聞いている側だけではなく、発表者にとってもより深い学びを体験することができた。

上記の4科目では成績評価のために期末試験を行なった。それぞれの課題で自分が果たした役割、他のチームの発表を聞いて得たことなどをまとめてもらった。グループワーク、および、発表会を中心とした授業では、人数が多いと個々の学生について厳格な成績評価を行うのは難しい(教員1人では目が届かない可能性がある)が、定期試験を行うことでそれが可能になった。さらに、期末試験は「ふりかえり」の役目もあり、期末試験自体が学習の効果を高めるきっかけになったと考えている。
作成した教科書、教材、参考書「まちあるきレポート作成の手引き」倉敷まちづくり基礎論
「タイピング練習について」コンピュータリテラシ
「Wordの課題と作業内容」コンピュータリテラシ
「Excelの課題と作業内容」コンピュータリテラシ
「PowerPointの課題と作業内容」コンピュータリテラシ
「大学の電子メールの使い方」コンピュータリテラシ
「情報・セキュリティ用語集」情報セキュリティ
「グループワークの課題と提出ページ」インターネット情報概論 (http://www.kusa.ac.jp/~yukio-m/lecture/2017/inet/)
「業界研究(情報分野)」人生と仕事
教育方法・教育実践に関する発表、講演等平成28年10月公開講座「まちづくり講座 ~変化していく街・倉敷~」(ライフパーク倉敷に於いて)
その他教育活動上特記すべき事項平成29年度は「コンピュータリテラシ」「倉敷まちづくり基礎論」「インターネット情報概論」の3科目について、授業公開を行った。
平成10年度より平成29年度まで、毎年、地域貢献、および、社会人基礎力育成を目的として、学外実習「倉敷藤花戦のインターネット中継・ホームページ作成」を行なっている。(対象科目:ゼミナールIII、卒業研究、プロジェクト実習I・II・III)
平成28、29年度は社会人基礎力育成を目的として、学外実習「岡山リサーチパーク一般公開での展示」を行なった。(対象科目:ゼミナールIII、卒業研究、プロジェクト実習I・II・III)

3. 研究活動

1. 専門分野、研究テーマ、キーワード
分野総合領域
分科情報学
細目名計算機システム・ネットワーク
研究テーマ制御システムセキュリティ、ネットワーク組込みシステム、高度情報技術者教育、インターネット技術の天文学への応用
キーワードTCP/IP、OT、インターネット、サイバーセキュリティ、プログラミング
所属学会電子情報通信学会、情報処理学会、日本ソフトウェア科学会、大学教育学会、IEEE 、WIDE プロジェクト、天網の会
2. 著書・論文・作品
著書、論文、作品等の名称 著書、論文、作品の区別 単著、共著の別 発行または発表年月 発行所、発表雑誌(及び巻・号)等の名称 編者・著者名(共著の場合のみ) 該当ページ情報
基礎講座C 著書 単著 平成22年 5月 毎日コミュニケーションズ pp.400
基礎講座C(繁体字中国語(台湾,香港)版) 著書 単著 平成22年 9月 碁峯資訊股份有限公司 pp.438
通信系組込みシステムのネットワーク応用(SIP) 著書 単著 平成22年 12月 福岡県産業・科学技術振興財団 pp.62
組込みマイコンのソフトウェア開発実習(通信系) 著書 単著 平成24年 2月 福岡県産業・科学技術振興財団 pp.66
マスタリングTCP/IP入門編第5版 著書 共著 平成24年 2月 オーム社 竹下 隆史,村山 公保,荒井 透,苅田 幸雄 pp.376
マスタリングTCP/IP入門編第5版(韓国語版) 著書 共著 平成24年 12月 Sung An Dang(성안당) 竹下 隆史,村山 公保,荒井 透,苅田 幸雄 pp.387
マスタリングTCP/IP入門編第5版(中国語版) 著書 共著 平成25年 7月 人民邮电出版社 竹下 隆史, 村山 公保, 荒井 透,苅田 幸雄 pp.312
コンピュータを学ぶための基礎知識 著書 単著 平成26年 4月 筑波技術大学 pp.514
トランスポート層プログラミング 著書 単著 平成26年 6月 電子情報通信学会 知の森3群4編7章、pp.18
基礎からわかるTCP/IPネットワークコンピューティング入門第3版 著書 単著 平成27年 2月 オーム社 pp.344
Arduinoによるコンピュータプログラミング入門 著書 単著 平成27年 12月 筑波技術大学 pp.661
基礎からわかるTCP/IPネットワークコンピューティング入門第3版(点字翻訳版) 著書 単著 平成28年 5月 筑波技術大学 pp.1324
マスタリングTCP/IP入門編第5版(繁体字中国語(台湾,香港)版) 著書 共著 平成29年 4月 GOTOP Information, Inc 竹下 隆史,村山 公保,荒井 透,苅 田 幸雄 pp.348
インターネットプロトコル,アーキテクチャ 著書 共著 平成29年 9月 電子情報通信学会, 電子情報通信学会100年史 下條 真司, 村山 公保 pp.252-258
3. 展覧会・学会等
開催期間 展覧会・学会等の名称 開催場所 発表・展示等の内容等 種別
平成23年 12月 3日 岡山オルガノン事業報告会連携校取組報告発表 岡山理科大学 倉敷まちづくり科目群とライブ型授業の成果について その他
平成28年 7月 22日 〜 平成28年 7月 23日 岡山リサーチパーク一般公開「おもしろ体験でぇ~」 岡山リサーチパーク "太陽系の模型"で宇宙の広さを体感 展覧会
平成29年 7月 21日 〜 平成29年 7月 22日 岡山リサーチパーク一般公開「おもしろ体験でぇ~」 岡山リサーチパーク 100億分の1太陽系の模型で宇宙の広さを体感 展覧会
平成29年 11月 10日 第60回自動制御連合講演会 電気通信大学 「制御システムを対象としたホワイトリスト スイッチのインシデント検知の検討」(前田一平、細川嵩、矢野大機、村山公保) 学会
4. 外部資金の獲得(概ね5年以内の状況)
(1)受託研究・共同研究、科研費、その他の補助金等の状況
研究期間(年月) 研究テーマ 研究費 受託 / 共同 補助機関名称等
平成27年 2月 〜 平成28年 1月 制御システムにおける脆弱性の発見手法に関する研究 2,160,000 円 受託 ファットウェア株式会社
平成28年 3月 〜 平成29年 2月 制御システムにおける脆弱性の発見手法に関する研究 1,080,000 円 受託 ファットウェア株式会社
平成29年 7月 〜 平成30年 3月 プログラミング教育におけるカリキュラムの作成 200,000 円 共同 株式会社シェアードバリュー
平成29年 8月 〜 平成30年 3月 制御システムセキュリティにおける教育カリキュラムに関する研究 2,500,000 円 受託 ファットウェア株式会社
(2)特許出願・取得状況
出願、取得の別 出願取得年月 特許概要(出願名称、特許番号等)
 

4. 学内活動(主に学内で行なった活動)

役職、各種委員会参加大学協議会委員、大学院委員会委員、学生生活委員会委員、就職委員会委員、図書委員会委員、教育研究推進委員会委員、ネットワーク委員会委員、自己評価委員会委員、計算機科学科専攻専攻長
部活動顧問、教育GP支援活動「人生と仕事」で業界研究<情報・IT・企業>について担当
授業公開、公開講座、研究室公開、生涯学習講座平成28年6月 公開講座「ビジネスと観光に役立つスマートフォン活用講座」(本学に於いて)
平成28年7月 高大連携授業「マイコンを使ったネットワークプログラミング体験実習」(本学に於いて)
平成28年11月 高大連携授業「ドローンとマイコン制御」(本学に於いて)
平成29年6月8日 授業公開「コンピュータリテラシ」(本学に於いて)
平成29年6月8日 授業公開「倉敷まちづくり基礎論」(本学に於いて)
平成29年6月29日 授業公開「倉敷まちづくり基礎論」(本学に於いて)
平成29年6月29日 授業公開「コンピュータリテラシ」(本学に於いて)
平成29年7月20日 授業公開「コンピュータリテラシ」(本学に於いて)
平成29年7月27日 授業公開「倉敷まちづくり基礎論」(本学に於いて)
平成29年7月27日 授業公開「コンピュータリテラシ」(本学に於いて)
平成29年9月30日 個別相談「危機管理学科について」(本学に於いて)
平成29年11月16日 授業公開「インターネット情報概論」(本学に於いて)
平成30年2月17日 個別相談「危機管理学科について」(本学に於いて)
その他情報セキュリティポリシー検討ワーキンググループメンバー
情報セキュリティ啓発リーフレット作成ワーキンググループメンバー
5418実験室パソコンリプレース検討ワーキンググループメンバー
5号館5階5519実験室の59台のiMacのシステム構築およびシステム管理・運用
5号館4階5518実験室の50台のWindowsシステムの運用サポート

5. 学外活動(主に学外で行なった活動)

外部委員の委嘱平成24年~現在に至る 水島まちづくりの集い議長
平成24年~現在に至る 大学コンソーシアム岡山対面・遠隔講義委員会副委員長
平成28年〜現在に至る 倉敷市くらしきベンチャーオフィス審査委員会委員
平成29年  独立行政法人情報処理推進機構産業サイバーセキュリティセンターメンター
平成29年〜平成30年 独立行政法人情報処理推進機構産業サイバーセキュリティセンターリサーチフェロー
平成29年〜現在に至る 岡山県高度情報化推進協議会幹事
平成29年〜現在に至る 技術研究組合制御システムセキュリティセンター 非常勤研究員
地域貢献活動平成27年8月 水島港まつり七夕かざりコンクール審査員
平成27年11月 第22期大山名人杯倉敷藤花戦決勝戦のインターネット中継
平成28年7月 水島港まつり七夕かざりコンクール審査員
平成28年11月 第23期大山名人杯倉敷藤花戦決勝戦のインターネット中継
平成29年11月 第24期大山名人杯倉敷藤花戦決勝戦のインターネット中継
平成29年10月〜 IPA 独立行政法人 情報処理推進機構産業サイバーセキュリティセンター「中核人材育成プログラム」(ベーシックコース)開講 (東京都文京区・宮城県多賀城市に於いて)
平成30年2月〜 プログラミング教室「イロハミング」開講 (岡山市北区表町商店街に於いて)
出前授業、講演会、公開講座、生涯学習講座平成28年7月 公開講座「おもしろ体験ショー~宇宙から見た地球は、どんなふうに動いている?」(岡山リサーチパ平成28年10月 生涯学習講座「ドローン入門」(山陽新聞社に於いて)
平成28年10月 公開講座「まちづくり講座 ~変化していく街・倉敷~」(ライフパーク倉敷に於いて)
平成29年7月 公開講座「おもしろ体験ショー~宇宙から見た地球は、どんなふうに動いている?」(岡山リサーチパークに於いて)
平成29年7月 技術者養成講座「通信ネットワーク概論」(福岡県産業・科学技術振興財団福岡システムLSI総合開発センターに於いて)
平成29年7月 技術者養成講座「通信ネットワーク実習」(福岡県産業・科学技術振興財団福岡システムLSI総合開発センターに於いて)
その他平成28年6月 RSKラジオ出演「仕事における情報セキュリティとは」

6. 前回の自己改善目標を踏まえた今後の自己改善目標

社会インフラ(発送電、上下水道、鉄道等)やプラント(鉄鋼、石油、製造等)、交通機関(自動車、船舶、航空機)を動かしているOT(運用・制御技術)のセキュリティに関する研究と啓蒙、教育に力を入れた活動を行い、これを本学の学生の教育指導に還元する。